ピーミィの写真散歩

タイ、東南アジアのネイチャー関係の新記事は『Naturing Thailand』 ( http://naturingthailand.blog.jp/ ) に引っ越しました。 こちらのブログでは主に遺跡などネイチャー以外の写真を紹介していきます。

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ヤイロチョウ

2009年11月07日(土)
 はじめてヤイロチョウ(八色鳥)の仲間Pittaを見たのは、一昨年のカオヤイ国立公園のトレイルです。
 青っぽい小さな鳥が小川の川べりを地面をつつきながら歩いていたと思ったら、急に地面すれすれを飛び去ったのを見たときです。
  地面をチョコチョコ歩く?
  地面すれすれを飛ぶ?
 ということで調べたらBlue Pitta(ルリヤイロチョウ)のようでした。
 見たのはこれっきりでその頃は未だ生き物を写真に撮るようにはなっていませんでした。
 カオヤイでのPittaはその後2度、今度は水辺でないところでツノヤイロチョウを見かけたくらいです。
 
 調べたところ、タイの中部、北部に常在するPittaはこの2種だけで(北部にはチャエリヤイロがいるそうです。)、他には雨季に繁殖のために中部、北部にやってくるアオバネヤイロチョウ(ミナミヤイロチョウ)とズグロヤイロチョウという日本のヤイロチョウの親戚筋2種が中部で見れるPittaになっていました。
 大半はボルネオから渡って来る個体で、一部はタイ半島部に居ついているそうですが、どちらもかなり数が減っているということでした。
 半島部や東部にはさらに何種類かのヤイロチョウが居て保護対象にもなっているようです。

 ところが、昨年真っ暗な雨季の林の地面すれすれを飛ぶ白い羽の鳥を発見。直ぐにヤイロの一種ではないかと思い探しましたが、昨年は空振りでした。
 今年同じところに5月から行き始め、6月はじめに見つけました。Blue-winged Pittaです。
 Blue-wingedは羽を広げると真ん中が白くなっています。そのため飛ぶときは白く見えるんですね。
 その後、子供も生まれたようで、6月末にはオスと幼鳥2羽を見ることができました。
 このとき近づくと、親鳥だけが白い羽を広げて飛び立ちゆっくり20mくらい先に降りるというのを何回か見かけました。
 わざと白い羽を見せて、幼鳥から危険の目を逸らさせるためだったのかもしれません。
 8月中頃に行った時にはもう見つけることはできませんでした。
 来年も戻ってきてくれることを願っています。

 Exifの必要な方は、フォト蔵-アオバネヤイロチョウ2009でご確認ください。

DFX_8320.jpg
<アオバネヤイロチョウ 09/06/07撮影 D700 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>
 初めて撮影できました。でもうれしさでブレブレだし遠いです。好物のミミズを咥えています。
 抱卵中のメスに持っていくのでしょうか?

DFX_8630.jpg
<アオバネヤイロチョウ 09/06/19撮影 D700 APO DG OS120-400mm ストロボ>
小枝を咥えています。巣の修理でしょうか? まだ、幼鳥は見当たりません。
八色確認できるでしょうか。 

DFX_8639.jpg
<アオバネヤイロチョウ 09/06/19撮影 D700 APO DG OS120-400mm ストロボ>
南九州ではこれの類縁種を赤旦那とか赤フンと呼ぶ理由が良く分かります。

DFX_8645.jpg
<アオバネヤイロチョウ 09/06/19撮影 D700 APO DG OS120-400mm ストロボ>
頭の黒い筋が見えます。

DFX_8649.jpg
<アオバネヤイロチョウ 09/06/19撮影 D700 APO DG OS120-400mm ストロボ>

DFX_8811.jpg
<アオバネヤイロチョウ 09/06/26撮影 D700 APO DG OS120-400mm ストロボ>
葉被り、ピントずれですが、やっと背側のオリーブ色が見えました。
このときは少しはなれたところに幼鳥がちらりと見えました。
これで、8色そろいましたか?
 
 昨年、アオバネヤイロチョウ(Blue-winged Pitta)とズグロヤイロチョウ(Hooded Pitta)の2種類がバンコク近郊の2つの大規模公園の中で別々に繁殖しているという情報が広がり、タイのBirder達の間で大騒ぎになりました。当然白いバズーカ砲がたくさん出撃していました。
 自然保護の人たちからは、公園しか選べないPittaがかわいそうとか、そこでしか繁殖できないなんてタイ中部の生態系は末期症状などと過激な意見もあったようです。

 今年も3月くらいから、これらの公園にこの2種目当てのBirder、俄カメラマンが彷徨していました。
 その中で、ズグロヤイロチョウを撮影目的で探しに行った3人のグループがズグロではなく台湾、韓国、日本などにボルネオから渡って行く途中にタイで一休みのFairy Pitta(妖精のヤイロチョウ、そうです、日本のヤイロチョウの渡りの途中です。)を見つけて写真に撮れた嬉しさで、なんと場所までインターネット上で公開してしまいました。

 どういうことが起こったかというと、ちょうどタイは旧正月(ソンクラン)の休みで場所が公園ですから、100人以上のBirderプラス行楽客が追っかけまわしました。たくさんの白いバズーカ砲も並んだようです。(私の黒いナノクリ328はタイではごく少数派でカオヤイなどでもほとんど見かけたことはありません。私もトレッキング中には、重いし大きくて長時間歩けないので持ちません。ただ、同じく黒いAPO DG OS120-400mm は持って歩きますが。)
 聞くところによると、かなりひどくみんな追っかけ回したようで結局4月11日から4月17日までこの公園に滞在し、その後北へ旅立ったと云われています。日本にちゃんと着けたんでしょうか?
 これがタイの公式なFairy Pittaのわずか6回目か7回目かの記録で、もちろんバンコク近郊では初めてなようです。
 ボルネオからベトナム回りの東ルートが一般には言われていましたが、西回りもある証明になったそうです。
 日本のヤイロチョウ保護関係のHPを見ますと、「見つけたことを言わない。居ることを誰にも言わない。見かけた場所を誰にも教えない。」これが保護の3原則だそうです。
 
 ということで、このBlue wingもFairyほどではないですが、世界的には絶滅危惧種の一つですので、私も撮影場所は内緒にさせて頂きます。 


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テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真

  1. 2009/11/07(土) 18:31:51|
  2. ヤイロチョウ
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タイに10年以上駐在しているときに主に訪れた東南アジア、東アジアの遺跡や名所旧跡、風景を写真で紹介します。

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