昨日の、ルリマダラが吸水していた場所のすぐ脇で、 パリサティスチビコムラサキ(Rohana parisatis)の♂が吸水していました。
初めは、木の枝が少し被って、木漏れ日になるところで翅を開いて吸水して(舐めて)いました。
そのうち、ルリマダラのすぐ脇の日向に移動してきました。
今度は翅を閉じてしまいました。
以前、確か海野和男さんの著書で読んだ日向で開翅中のタテハを手をかざして日影を作ることで開かせると言うのをやってみました。
うまくいって、チビコムラサキは見事開翅しました。
つまり、ルリマダラもこのチビコムラサキも岩をただ舐めるだけではなく、太陽光のエネルギーも体と翅に受けると言う行為をしていたんですね。
そのため、日影になると翅を開いてより広い面積と効率の良い角度でエネルギーを受けやすくするということをするんですね。
日陰でもかまわず、吸水、ポンピングをするアゲハとは吸水の目的がちょっと違うようです。
また、いつもは吸蜜中も吸水中も翅を開かないシロチョウ類が、寒季になると朝方草木の葉に停まって翅を全開するのも同じ理由ですね。
右上の方に枝影が見えます。
この写真撮影のときは、チビコムラサキにも直接日が当っていますが、周辺は基本的に木漏れ日です。
ルリマダラの脇の直射日光下に移動したら翅を閉じてしまいました。
手をかざして見たら、みごと翅を開いてくれました。
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テーマ:蝶の写真 - ジャンル:写真
- 2009/12/29(火) 19:58:56|
- タテハチョウ科
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