ピーミィの写真散歩

タイ、東南アジアのネイチャー関係の新記事は『Naturing Thailand』 ( http://naturingthailand.blog.jp/ ) に引っ越しました。 こちらのブログでは主に遺跡などネイチャー以外の写真を紹介していきます。

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今年の雨季の大雨の爪痕 - 滝のある公園(サラブリ県)

2011年12月04日(日)
 今日も懲りずにカオヤイ国立公園へ行ってきました。
 年に何回かしかない雲ひとつない青空でした。
 でも、北西からの冷たい風が吹いていて、朝8時の気温17℃、9時で19℃、昼でも22℃と寒かったです。
 ずーっと待って、やっとキララシジミがキララ第2ポイントでディスプレーを始めたのが9時15分から、でも寒さの影響からでしょうか、空中バトルはいつものように上下左右超高速の激しさでしたが、ディスプレーを始めると停まった葉を手に持って撮影しやすいように動かしても逃げません。
 全く望遠レンズがいらない日でした。
 キララの交尾のどアップ写真なども含めてX'mas以降に報告します。(その先まで予約投稿済みで公開日変更面倒なので許してください。)


 本題です。
 2007年のデータですと、東京の年間降水量は1,854mm、バンコクは1,169mmです。
 バンコクの場合、東京よりかなり総雨量は少ないですが、8~10月の雨季の最盛期に50~60%が集中的に降ってしまい、この3ヶ月は東京よりバンコクの方がたくさん雨が降ります。
 北部のチェンマイなどは年間降水量で見るともっと少ない800mm前後で日本で最も雨の少ない長野県より少なくなっています。
 今年は、この北部で例年の4割増、バンコクを含む中部で2割増の雨が降ったといわれていて、タイ北部、中部大洪水は、タイ北西部のダムの放水タイミングなどが議論の対象にはなっていますが、直接的な原因はこの雨が例年より多かったことに間違いありません。

 タイ中部では、ナコンサワンからアユタヤを経てバンコクにいたるチャオプラヤー川周辺が洪水の被害がひどく、私の記事に良く登場するカオヤイ国立公園やペブリ県の山岳地帯の国立公園、サラブリ県の滝のある国立公園は直接この大洪水の被害は受けていませんでした。
 ただ、例年より多かった雨の影響はそれぞれの国立公園でも多かれ少なかれありました。

 カオヤイ国立公園では、プラチンブリから公園中心部へ上る道路の一部が土砂と一緒に谷へ崩落し、また最高峰カオ・キァオ山へ登る道路は土砂崩れで一部埋まりました。
 ペブリ県の山岳地帯の国立公園では、キャンプ場へクリークの上流の清水を導く導管はすべてめちゃくちゃになり、クリークの周囲の地形もだいぶ変わるとともに、大木が何本も抜けて倒れていました。

 サラブリ県の滝のある公園でも9~10月初めにかけて雨が激しく降り、公園ゲートを入ってすぐにあった大池の堤防が決壊して、大池の水が全く無くなるとともに、下流の岩山のお寺の境内周辺を冠水させました。
 今日はこのサラブリ県の滝のある公園の大池の惨状を報告します。

 この公園には、ゲート入り口すぐと、山頂の2箇所に人工の大きな池がありました。
DFX_8738x.jpg
<09/06/19撮影 サラブリ県 D700 APO DG OS120-400mm>

 この内、公園ゲートを入ってすぐの大池は、公園の名前の由来になっている滝から続くクリークの流れる谷をせき止めて作られており、雨季になるとあふれ出た水が、せき止めた堤防の上の道路を横切って下流に流れ出ていました。
DX1_7167x.jpg
<09/11/01撮影 サラブリ県 D300 VR 70-300mm F/4.5-5.6G>

 今回決壊した跡を見て分かったのですが、堤防自体、もともと死火山のこの公園の山の溶岩の上を流れていたクリークの上に、単純に土を盛っただけの堤防で、あふれて流れる水量が多ければ簡単に堤防(道路)が削れれてえぐれてしまう構造になっていたようです。
 大池の周囲の内、唯一舗装されていたゲートから管理事務所へ続く車道も、何箇所か大きくえぐられていましたが、その痕をみるとこれも土を踏み固めた後にアスファルトを引いただけの簡易舗装だったようです。

 残念なのは、池の縁にあったキシタカザリシロチョウの幼虫が集まって蛹の集団を毎年作っていた大木が、道路とともに崩落してしまったことです。
 12月に多く見られたキシタカザリシロチョウは今年は、あまり見れないかもしれないですね。

昨年の12月のこの公園のキシタカザリシロチョウとその蛹

 ここから、今現在の惨状です。
V1_20111126_068.jpg
<11/11/26撮影 サラブリ県 V1 1N 10mm f/2.8>
 水はほとんど流れ出て、さらにこの一ヵ月ほどの良い天気でかつて池の底だったところは干からびていました。

V1_20111126_072.jpg
<11/11/26撮影 サラブリ県 V1 1N 10mm f/2.8>
 水がものすごい勢いで流れ出したのでしょう、土手もろとも道路まで削られていました。

J1_20111126_070.jpg
<11/11/26撮影 サラブリ県 J1 1N VR 10-30mm f/3.5-5.6>
 木の根のあるところは、かろうじて残っているところもありました。

J1_20111126_073.jpg
<11/11/26撮影 サラブリ県 J1 1N VR 10-30mm f/3.5-5.6>

J1_20111126_075.jpg
<11/11/26撮影 サラブリ県 J1 1N VR 10-30mm f/3.5-5.6>
 車道と反対の岸にあったバンガローも土台が崩れて、かつての池の中に崩落です。

V1_20111126_083.jpg
<11/11/26撮影 サラブリ県 V1 1N 10mm f/2.8>
 ちょうど画面中央の、舗装道路のこちら側に、キシタガザリシロチョウの蛹の集団が付く大木がありました。
 今は抉れてしまっています。

V1_20111126_088.jpg
<11/11/26撮影 サラブリ県 V1 1N 10mm f/2.8>
 かつての大池の全景です。

V1_20111126_094.jpg
<11/11/26撮影 サラブリ県 V1 1N 10mm f/2.8>
 決壊したところです。 底に降りて写しました。
 左側の高くなっている所がかつての堤防兼道路です。
 削られた跡を見ると、ただ土を盛っただけで、石組などもありません。
 これでは、その上をあふれて流れる水の量が多くなったら、どんどん削れていくのは当たり前ですね。
 新たに川となったところの右手の岸は、花崗岩の段丘が洗い出されていて、ここがかつて火山だったことが分かります。
 これが、もともとの川床だったのでしょうね。

 おまけです。

 干上がった大池の底には、一部すでに草が生え始め、底にはこの辺りに多いスジグロカバマダラのオスが群れていました。
3S2_2317.jpg
<11/11/26撮影 サラブリ県 D3S VR 300mmF/2.8G ×1.7>
 4頭とも後翅にはっきりした性標があるのでオスです。
 
3S2_2318.jpg
<11/11/26撮影 サラブリ県 D3S VR 300mmF/2.8G ×1.7>
 群れてはいるのですが、やや陰った光の下でみた、この光景をわびしいと感じてしまいました。

3S2_2332.jpg
<11/11/26撮影 サラブリ県 D3S VR 300mmF/2.8G ×1.7>
 右上のスジグロカバマダラの下に写っているのは、派手な色合いの昼行性の蛾、Euchromia elegantissima です。 この子も今週あたりから交尾の季節ですね。

3S2_2334.jpg
<11/11/26撮影 サラブリ県 D3S VR 300mmF/2.8G ×1.7>
 この公園では、スジグロカバマダラやカバマダラ、コモンマダラなどがこうしてオスだけで群れているのを見かけることがあります。
 
 メスのスジグロカバマダラも少し離れていますが、やはり池の近くの良くメスアオトラフシジミやオナシウラナミシジミ、キマダラルリツバメの仲間などが満開になると吸蜜に来るこの白い花の3分咲きで吸蜜していました。
FX3_0246.jpg
<11/11/26撮影 サラブリ県 D700 VR 105mm F/2.8G ×1.4>



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  1. 2011/12/04(日) 17:20:04|
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タイに10年以上駐在しているときに主に訪れた東南アジア、東アジアの遺跡や名所旧跡、風景を写真で紹介します。

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